2009.03.11 Wednesday 瞑想におけるヨガとタントラのアプローチ
ヨガにおける基本的な瞑想の手法は、意識の焦点を一点に集中して、あちらこちらと散漫に動きまわるマインドを固定させようとするものです。 第三の目に焦点をあわせて、そこに現れる光とか色とかを見つづける技法だとか、シバやクリシュナの姿をイメージして、そこに意識を没頭させる技法とか、技法は無数にありますが、基本的には意識を一点に集中させて、三昧の境地(サマーディー)にとどまり、意識の対象だけが存在し、ほかのすべてが意識の上から消えてなくなるという状態を目指します。 これにたいして、タントラの基本的なスタンスは、あらゆるものをあるがままに受け入れるという姿勢のものです。 もともとタントラは技法という意味でも用いられてきた言葉で、ビギヤン・バイラブ・タントラという瞑想の技法集のなかには、112の瞑想技法がシバとパルバッティー(シバの奥方)の質疑応答という形の詩篇で紹介されています。 これらの技法のなかには、ヨガの瞑想として紹介されているものもありますが、もともと技法ですから、本来そこにはヨガ的とかタントラ的とかの相違はないのです。 違いはその技法へのアプローチのしかたによってでてきます。 この先はこちらからどうぞ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |