サフランの道

インドのレストランにいったら、ドアのところに「幸福のレシピ」というのがあった。愛と慈悲のサフラン(ロード)・インド・ブログです。
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20.種の管理 −スピリチュアル寓話集−

偉大な王には三人の息子がいた。 王はそのなかのひとりを後継者に選びたかった。 それはむずかしい選択だった。というのも、三人ともそれぞれ正直で勇敢な戦士だったからだ。
王は賢者に助言をもとめた。賢者はひとつの方法を提示した。 王は宮殿に戻って、三人の息子たちを呼び寄せた。それから、花の種のはいった袋を三人にわたして、こう言った。
「私はこれから巡礼の旅に出ようと思う。それはおそらく数年かかるだろう。そして、これはおまえたちにとって、ある種のテストだ。私が帰ってきたとき、おまえたちはこの種を私に返さなければならない。もっともよくこの種を守ったものが、私の後継者になるだろう」
そして、彼は巡礼の旅に出かけた。
「この種をどうしようか」と最初の息子は考えた。 そして、彼は鉄製の金庫のなかに種をしまいこんだ。なぜなら父が帰ってきたとき、彼は種をそのままの状態で返さなければならないからだ。
しかし、二番目の息子はこう考えた。
「兄のように金庫にしまいこんだら、種は死ぬだろう。死んだ種は種とは言えない」
彼は市場に行って、種を売って金にかえた。
「父が帰ってきたら、市場で新しい種を買ってそれを返せばよい」
そして、三番目の息子は庭のあらゆるところに、その種をばらまいた。
三年後、父が戻ってきた。
その知らせを聞いて、最初の息子は金庫を開いた。 しかし、種はすべて死んで、悪臭をはなっていた。
父が言った。
「なんということだ! これがおまえにやった種なのか?これらは花を咲かせて、すばらしい香りを放つこともできたのに・・・、種は腐臭をはなっているではないか。これは私の種ではない!」
二番目の息子は市場に走って、種を買い、家に帰って、それを父に見せた。
父は言った。
「しかし、これは同じものではない。おまえの考えは最初のよりはましだが、私の望むところまでは達していない」
彼は三番目の息子のところに向かった。
「彼はなにをしただろうか?」
楽しみと不安が心のなかでうずまいていた。 三番目の息子は彼を庭につれていった。そこにはたくさんの草花が、たくさんの花を咲かせていた。
そして、息子が言った。
「これがあなたのくれた種です。用意ができ次第、種を集めて、あなたにお返しします」
王は満足げにうなずいて、言った。
「おまえが私の後継者だ」


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